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父がインターネットの業者が気に入らなくて変えようとNTT東日本に電話で連絡したら「プロバイダはウチじゃやってない」と言われたそうです。
数日後NTT東日本から書面で通知が来たんですけど、訳がわからないということでその後の契約を私に丸投げしてきました。
確かに インターネットの契約 の仕組みが分かりづらいと感じたのでざっくりまとめてみました。
目次
書面
実家の父宛にNTT東日本から「フレッツ・サービスのご契約内容に関する重要なお知らせ」と書かれた書面が届きました。
記載されている情報は「お客様情報・フレッツ 光ネクスト・にねん割」などでした。
私にはパッと見ても何の通知なのか内容を理解できませんでした。
実家では現在@TCOMという業者と契約していて、それをフレッツ光に変更する手続きをしたようです。
ホームページを見るということ
Aさんのホームページを見たい場合、Aさんのホームページが設置してあるサーバーにアクセスする必要があります。
そのサーバーにはIPアドレスを元に接続します。
IPアドレスとはインターネット上の住所のことです。
そのためインターネットに接続するにはIPアドレスが必要です。
実際にはIPアドレスはヒトにはわかりづらいのでIPアドレスを文字で変換する仕組み(DNS)があるけど。。
ホームページを見るということはIPアドレスを使うということです。
自宅からパソコンでつなぐときはもちろん、スマホなどの携帯電話でもインターネットを利用するにはIPアドレスは必須です。
そのIPアドレスをつなぐために必要なものが物理的な回線になります。
つまりインターネットを接続するということは物理的な回線をIPアドレスを使って接続するということです。
インターネットを始めるには
上述したように物理的な回線とIPアドレスが必要です。
物理的な回線は回線事業者が提供しています。
IPアドレスはプロバイダが提供しています。
つまり回線事業者とプロバイダのどちらにも契約しないとインターネットができないということです。
自宅でインターネットを契約するということは回線とプロバイダの契約をするということです。
- 回線事業者 光回線やADSL回線などインターネットに接続するための物理的な回線を提供
- プロバイダ 物理的な回線回線とインターネットをつなげる役割をする事業者のでIPアドレスを提供
ざっくりとしたイメージはこんな感じです。
インターネット | |||
↕ | |||
プロバイダ | ← | IPアドレスなどを付与・管理 | |
↕ | |||
回線 | ← | 電柱などから宅内に引き込んだ線 | |
↕ | |||
終端装置 | ← | 宅内と回線をつなげる装置 | |
↕ | |||
ルーター | ← | IPアドレスなどの接続設定を行う装置 | |
↕ | |||
パソコンやタブレットなど |
分かりづらい理由
@TCOMという業者はプロバイダと回線両方を一括で提供するサービスを取り扱っているようで、現在実家で契約しているサービスが@TCOMヒカリというものでそのサービスにあたります。
そのため、利用明細を確認すると回線利用料とプロバイダの料金がそれぞれ@TCOMから請求されていました。
回線とプロバイダの契約は基本的には別なんだけど、一緒に提供しているところもあるということを知らないと理解しづらいかと思います。
@TCOMの場合は回線を提供しているとはいえ回線自体はフレッツ光を利用しているため、終端装置はフレッツ光のものをそのまま利用しています。
一括で提供するメリットは同一業者からの請求にまとまるということのようです。
実家で父が行った手続きは回線の業者をNTT東日本のフレッツ光に切り替えたという内容でした。
この手続きにはプロバイダは含まれていません。
電話での説明はそういうことだったんだと思います。
@TCOMヒカリの回線はフレッツ光を利用しているので、サービスの内容を理解しないと意味が分からないのではないかと感じました。
要するにフレッツ光の回線を利用するサービスを@TCOMが提供していて、その回線をNTT東日本のサービスに切り替えたということでした。
まとめ
まとめると次のような感じです。
- インターネットの利用には回線とプロバイダの契約が必要。
- 回線とプロバイダの契約を一括で行っている業者がいる。
私が分かりづらいと感じた理由は@TCOMが提供しているサービスを知らなかったためです。
自宅に届いた書面は「回線をフレッツ光に変更します」という通知でした。
フレッツ光は回線を利用するためのサービスのため、インターネットを使用するためにはプロバイダとの契約が別途必要になります。
たぶん電話でちゃんと説明をされたんだと思うんですけど全く理解できていない様子でした。
現在の状態で放置すると回線の利用料金の請求だけ来て、インターネットが使用できない状態になってしまうのではないかと心配になってしまいます。
当たり前ですけどきちんと内容を理解したうえで契約をしないといけませんね。
おわり。